(ほぼ)独学で合格した第141回日商簿記1級が開催されたのが2015年11月。
早いものでそれから10年経ってしまいました。
税理士試験の最後の科目である相続税に合格した時が一番嬉しかったですが、その次に嬉しかったのは日商簿記1級に合格した時でした。
それぐらい自分の中では日商簿記1級合格は大きな意味を持っていました。
日商簿記1級に独学で合格したことが人生のターニングポイントのひとつ
自分の人生において、いくつかターニングポイントがあります。
- 新卒で入った鉄道会社を後先考えずに勢いで辞めたこと
- 色々迷走した後、働きながら税理士になることを本気で決めたこと
- 日商簿記1級に独学で合格したこと
- 法人税法に一発で合格したこと
- 相続税法に一発で合格したこと
- 独立開業したこと
①はちょっと毛色が違いすぎてアレですが、③も結構浮いています(笑)。
「所詮は検定試験なのに法人税法や相続税法合格と同列なの?」と思うかもしれませんが、私が人生で一番苦しんだ試験は間違いなく日商簿記1級なので、誰に何と言われようとも絶対に外すことはできません(笑)。
当時の自分のスキルや能力を考えると、日商簿記1級に合格すること自体が非常に可能性の低いものでした。
それをあろうことか独学で挑むというとんでもない選択をしてしまい、思い出しただけで吐きそうになるぐらいの地獄の苦しみを味わいました(笑)。
しかし、それでも奇跡的に2回目の挑戦で合格することができました。
これは奇跡です!
運が良かっただけです!
「そこそこ安定している」と言われていた鉄道会社の総合職を捨てて迷走しまくった結果、30歳で基本給18万円+社保なしというステータスまで落ちぶれた哀れな私に神様が救いの手を差し伸べてくれたのです(笑)。
そして神様がくれたこの合格から私の人生は一変しました。
日商簿記1級合格後にフルタイムで働きながら挑戦した税理士試験では、5年で5科目(簿・財・消・法・相)に合格し、トータル5勝2敗という好成績でした。
正直、税理士試験挑戦中に何回か心が折れかけたこともありましたが、その都度独学日商簿記1級で味わった地獄の苦しみを思い出し、「あの時の方がヤバかった、今の方が全然マシ!」と立ち直ることができました。
当時の自分の未熟な能力で独学日商簿記1級を選択したことは完全に狂っていましたが、税理士試験の好成績は間違いなくこの狂った選択のおかげです。
実際、法人税と相続税を受験した年は両方とも全国模試の季節に「今回はダメかもしれない…」と心が折れかけていましたが、
「当時の自分のレベルで独学日商簿記1級vs今の自分のレベルでプロに教わりながら税法科目、どっちが難しい?」
⇒「独学日商簿記1級の方が圧倒的に無理ゲー」
⇒「当時の自分が独学で合格できたんだから、今の自分にできないわけがない!」
と、まあ何とも単純な思考回路で立ち直らせていました(笑)。
もちろん日商簿記1級と税理士試験の税法科目では圧倒的に後者の方が難易度が高いのですが、なにせ日商簿記1級受験生当時の自分のスキルや能力が低すぎて…(笑)。
何にせよ、税理士試験で大きな壁にぶち当たることが無かったというだけで、独学日商簿記1級を選んだ価値がありました!
と言うか、これだけしか独学を選んだ価値はない気もしますが(笑)。
日商簿記1級は今でも自分の一番思い入れのある試験
とにかく自分にとって日商簿記1級はメチャクチャ大きくて、全てはここから始まったのです。
これに独学で合格してから、その後の人生の歯車が確実に良い方向に回り始めました。
独学日商簿記1級合格で得た自信と無敵の耐性は、税理士試験に対する大きな武器となりました。
この特殊武器を持っている人間は少ないと思うので、フルタイムで働きながらという大きなハンデを背負いながらでも、常に良いテンション感を維持したまま勉強を続けることができました。
独学日商簿記1級がなければ今でも税理士試験にハマっていたかもしれません。
少なくとも法人税と相続税を一発で合格することは無かったと思います。
そんな思い入れがありすぎる日商簿記1級の本試験から10年経ったと思うと感慨深いものがあります。
とりあえず当時の自分のスキルや能力を客観視できずに過大評価しまくりの××人間が、運が良かったとはいえ本当に良く頑張ったなと。
そんな日商簿記1級に挑戦していた当時の自分に送る言葉があるとすればこれしかありません。
「独学だけはやめろ!」
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