独立する気なんて全く無かった(税理士試験受験生時代)

税理士試験受験生時代の私は開業税理士として独立する気など全くありませんでした。

受験生時代はもちろん、5科目合格した時も、税理士登録した時も全く独立は考えていませんでした。

独立することをモチベーションに頑張っている人も多いかと思いますが、私は「独立したい!」が勉強のモチベーションになったことは一度もありませんでした。

目次

病む⇒勢いで辞める⇒最強の武器を失う⇒まともに生きていけなくなる

では、フルタイムで働きながら試験勉強を頑張り続けたモチベーションは何だったのか?

それは「圧倒的な資格を得ることで自分の価値を高め、会社の名前に依存せず、会社の都合の良い駒になることなく、自分のやりたい仕事をして、まともに生きていきたい!」という動機が根底にあったからです。

新卒後に入った会社で現場や営業といった職場で経験を積む中で次第に、

  • 自分は会社の名前が無いと何もできない
  • 会社の名前が無い自分には何の価値もない
  • 会社の命令(=人事異動)は絶対だから、やりたい仕事はできないのだろうか?

という思考に陥り、闇モードに突入していきました(笑)。

それなりに名の知れたグループ会社だったので、そのブランド力を我が物のように利用して俺はスゲーんだと思っていれば楽だったのでしょうが、逆に「会社の名前が無いと自分は何の価値があるんだ?」「自分一人で一体何ができる?」という中2病的な思想に行きつき、辞める前の数ヶ月は病みまくっていました(笑)。

さらに当時のレベルの低い自分の能力やスキルで特別な勉強や苦労をせずにそれなりに仕事をこなせていたので、「自分の仕事は誰でもできる」=「自分の代わりはいくらでもいる」=「自分がこの会社にいる意味があるのか?」という更なる闇モードにハマり、完璧に迷走していました(笑)。

こんな感じで、

社会人として能力も価値も実績も何もない自分の代わりなんていくらでもいる
会社から雑に扱われて不満を持ってもスキルや能力が低いが故に環境を変えることもできずズルズルと年を取っていく
身動きできずにあっという間に定年を迎えて終わる

という全く望んでいない未来しか見えませんでした(笑)。

さらに昇格試験の際に「やりたい仕事なんてできないんだよ」と当時の上司から言われたのが決定打となり、その後の人事異動の際に「とりあえずこの環境から抜け出そう」ということで後先考えずに勢いで辞めました(笑)。

今となっては、ここでこの選択をしたことが人生最大のファインプレー!!

当時の自分の意味不明な勢いに感謝です(笑)。

勢いで会社を辞めた時点では税理士になることは全く考えていなかったのですが、新卒カードという最強の武器を失った私は色々と迷走した結果、自分はいかに新卒カードに下駄を履かせてもらっていたのかと痛感する出来事に多々遭遇しました。

「新卒カードを失った自分は本当に何もできないのだな」という事実を目の当たりにし、中途半端に自己研磨したところで何も変わらないという残酷な現実に辿り着きました。

そして、最終的には「圧倒的な資格を得て自分自身の価値を高める以外、今後まともに生きていくことすらできない」と悟るに至ったのです。

そして、その圧倒的な資格が税理士だったわけです。

「独立したい!」

ではなく、

まともに生きていきたい!

が税理士になりたい理由でした。

まあ、何とも単純な動機ですね(笑)。

税理士になれば自分のやりたい仕事ができると思った

こんな動機だったので、「税理士になってからがスタートだ!」みたいな格言の意味が全く分かりませんでした(笑)。

は?スタート?何言ってるんすか?税理士になったらそれで終わりなんですけど」という感じでした。

官報合格を果たした2020年時点でも上記の考えだったので、受験生当時は「5科目取って税理士になれば終わり、その先は知らん」という考えでした。

それでも、会社の命令は絶対(=どんなに理不尽な人事異動や転勤や評価でも受け入れなければならない)という思想に関しては、新卒の時からずっと嫌だなーと思っており、「自分のスキルと市場価値を圧倒的なものに高めれば、会社から意味不明な人事異動や雑な扱いをされることもなくなるだろう」「仮にそんな扱いを受けたら辞めて他に行けばいい」「税理士になれば引く手数多だろう」という幼稚な理由も原動力として少しだけありました(笑)。

<無資格の私>

「来月から○○部(左遷部署)に異動ね」

⇒「はい!どこでも行きます!何でもやります!(最悪だ、会社辞めたいけど辞められない…)」

<資格取得後の私>

「来月から○○部に異動ね」

⇒「は?、そこ行くなら他で働くから今辞めます」(辞表ドーン!

税理士になれば、このようなシーンが現実になると思っていました(笑)。

圧倒的な資格を取得すれば、雇われの身でもある程度自由に自分のやりたいことをやって生きていけるんだろうなと思っていましたが、雇われることが前提でしたので、独立という考えは全くありませんでした。

サラリーマンが当たり前という家庭で育ってきた影響もあり、雇われの身を離れて自分で何かをやるという発想が全く無かったのです。

動機やきっかけは人それぞれ

このような感じで、私の場合は「独立する」といった更なる飛躍的な意識の高いものではなく、「いかに生きていくか?」という生存本能だけで税理士試験と戦っていました。

「独立したらかっこいい!」とか「楽に稼げそう!」みたいな気持ちは一切なく、「まともに生きていきたい!」というあまりにシンプルでストレートな動機が大部分を占めていました。

生きる為の戦いだったので、税理士試験の勉強をしていく中でモチベーションが途切れるということはありませんでした。(毎年順調に合格していたからというのも大きな要因ですが)

税理士試験に挑戦すると決めた時は既に半分人生終わっている××人間だったので、税理士になれなかったらリアルに人生が終わるという覚悟でした。

このような心境が良い結果に繋がったのかもしれません。

友人税理士のM君も受験生時代に「僕は人生懸けて税理士試験に挑んでいるので!」と言っていたので、やはりこれぐらいのギリギリのテンション感を持っている人間が順調に合格していくのだろうなと思います。(規格外の天才は除く)

ちなみにM君の口癖は「理論マスターを全部覚えないで税理士試験に合格しようなんて考えは甘すぎる!」です(笑)。

いや、まさにその通りすぎて、素晴らしい格言だなと(笑)。

税理士になりたい理由は人それぞれ…。

私の動機はあまりにシンプルで悲壮感満載(笑)。

「こんな動機でも合格できるんだ」と思って勉強の糧にしてもらえたら嬉しいです。

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