キャッシュレス決済への目覚め

PayPay、au PAY、QUIC Payといった非常に便利なキャッシュレス決済。

PayPayが出てきた時、私は今とは正反対の超保守的&超アナログ人間だったので「何これ?怖すぎるんですけど…」という印象しかありませんでした(笑)。

それが今やキャッシュレス決済は日常生活に欠かせないツールとなっており、私もPayPayを使い始めてからはその利便性にすっかり魅了され、現金を使うことはほぼ無くなりました。

キャッシュレス決済のおかげで基本的にはスマホさえあれば何とかなるので、財布を持たずに外出することも増えました。

便利なものを日々使うようになると今までの当たり前が、あっという間に当たり前ではなくなります。

キャッシュレス決済に目覚めてからは今までは気にならなかった現金のデメリットに耐えられなくなりました。

目次

現金のデメリット

汚い

小さい頃から「お金を触ったら必ず手を洗いなさい」と躾けられていたので「現金=ばっちいもの」という認識はありましたが、キャッシュレス決済に目覚めたこと&コロナ禍を経験したことにより、現金は極力触りたくないものにまで成り下がりました。

仕方なく現金に触れる機会もありますが、その後は必ずハンディ消毒液でシュッシュッするようにしています。

会計に時間がかかりすぎる

キャッシュレス決済であれば、会計が10,000円でも12,345円でも手間は変わりません。

どちらもスマホをピッで一瞬です。

現金だと決済額に限りなく近い金額になるように手持ちのお札と小銭を駆使しなければなりません。

さらにお釣りが出る場合はそれを受け取るという手間まで出てきます。

衛生的でない上に時間がかかりすぎるので耐えられません。

レジが混んでいて、前の人が全員現金決済だとその時点で全てのヤル気を失くします(笑)。

ポイント(割引)がない

PayPayでは通常決済時に1%程のポイントが付与され、たまにクーポンがあると10%程のポイントが付与されます。

このポイントがPayPay残高になるので、実質割引のようなものです。

つまり現金より便利で衛生的な上に安く購入できるのです。

キャッシュレス決済より不便で不潔でさらに高い…、現金離れが加速するはずです。

現金決済オンリーのお店は利用しなくなった

キャッシュレス決済に目覚めてからはこれらの現金のデメリットに耐えられなくなり、現金しか使えない店はほとんど利用しなくなりました。

ちなみに妻もキャッシュレス決済信者なので、現金しか使えないお店はその時点で我が家の選択肢から外れます(笑)。

キャッシュレス決済に目覚めるまでは頻繁に利用していた近くの大型スーパーも現時点では現金決済のみなので、利用頻度は激減しました。

外食で利用する飲食店もまずはネットでキャッシュレス決済を採用しているかどうかを確認し、その壁をクリアした後にどの店にしようか選んでいます。

そんな我が家でも現金決済の禁じ手を解禁せざるを得ないお店も極少数ながら存在します。

自宅の近くに昔から2人とも大好きなラーメン屋さんがあるのですが、そこは残念ながら現金オンリーです。

PayPayすら導入していません。

しかし、それをも超越する美味しさという武器があるので、定期的に通っています。

実際このラーメン屋さんは平日もいつも満席で、お店に入るまで1時間近く待つこともあります。

物価高の影響もあり値段もガンガン上がっていますが、それでも何故か利用し続けてしまいます(笑)。

お会計時に現金しか使えないのも仕方ないなと思えるぐらいその味に魅了されてしまっているからです。

このように現金決済オンリーという大きなデメリットを超えるだけの魅力があるお店はすごいです。

これからもこの店には定期的に通い続けると思いますが、いつまで現金決済オンリーを貫くのか楽しみでもあります(笑)。

キャッシュレス決済を導入すべきと考える理由

消費者目線の利便性の観点から述べてきましたが、事業者側にとってもキャッシュレス決済の導入はメリットがあり、尚且つ避けて通れないものになりつつあると考えます。

キャッシュレス決済を利用したい消費者は増え続けている

PayPayの登録ユーザー数は6,500万人(2024年8月時点)と公式サイトに記載されており、今後この数はさらに増え続けるでしょう。

スマホさえあれば何とかなるので、私のように財布を持たないで外出する人も増えています。

そんな状況で「いいな」と思ったお店が現金決済オンリーだと利用することすらできません。

せっかくの売上のチャンスを失ってしまうのです。

客「キャッシュレス決済使えますか?」

店「うちは現金だけです」

客「じゃあ、いいですー」

まさにオダギリジョーのCMで繰り広げられているパターンですね(笑)。

さらに現金決済オンリーの店はキャッシュレス決済利用者には非常に印象が悪いので、別の日にわざわざ財布を持ってきて利用しようとは思いません。

私は「キャッシュレス決済導入していない=縁が無かった」で二度と利用しようと思わないです。

先ほどの現金決済オンリーでも利用し続けているラーメン屋さんは、我が家がキャッシュレス決済に目覚める前から利用していたので何とか我慢できていますが、新規のお店だと我慢できないので絶対に利用しません(笑)。

このように現金決済オンリーから生じる新規顧客の機会損失は、さらに大きくなっていくでしょう。

現金決済時の手間が削減できる

現金を扱うお店の場合は、会計時のやりとり(主に釣銭の渡し)、レジ締め、そして釣銭を用意するために銀行に行く等の行為により多くの時間を奪われます。

これらの行為は何の収益をもたらさず、単なる時間の無駄でヒューマンエラーの確率を上げているにすぎません。

これらの負担を削減できるだけでもキャッシュレス決済を導入する意味があると考えます。

これらの無駄な作業に充てている時間の削減により、年間でどれくらいの人件費を削減することができるでしょうか。

また特に飲食店の場合は、スタッフがお金に触れる機会を減らすことで衛生面での安心を消費者に与えることもできます。

やはり会計でお金に触れたスタッフが料理を作ったり運んだりするのは気持ちがいいものではありません。

経理の手間が削減できる

会計ソフトと連携できるレジも増えている為、キャッシュレス決済と同時にこれらを導入すれば経理の手間も減ります。

少し前までは会計ソフトへの手入力は当たり前でしたが、これは何の意味も無い無駄な作業です。

さらにこの無駄な作業は「間違えてはいけない」というプレシャーもあり相当な時間を費やします。

経理スタッフがいない小規模事業者の場合は、代表自らがこの作業を行っていることも多いでしょう。

代表の貴重な時間の多くをこの無駄な手入力に割いている場合は、ご自身の時間の価値を良く考えてみてください。

代表がやるべきことは誰でもできる会計ソフトへの手入力でしょうか?

多少のコストをかけてでも会計ソフトと連携することで自動化すれば、そこに割いていた時間を他のことに使うことができるのです。

キャッシュレス決済がさらに拡大することを願う

PayPayをはじめとするキャッシュレス決済がさらに広がり、いずれは現金を触ることが無くなる時代がやってくるだろうと期待しています。

3年後くらいにはそうなっていて欲しいです。

単に「手数料がもったいない」「導入する手間が嫌だ」「そもそも自分がキャッシュレス決済を使っていないから必要ない」という理由だけでキャッシュレス決済を導入していないのであれば、それを導入することで得られるメリットも考慮しなければならない段階にきていると感じます。

上辺の手数料だけに縛られず、それを導入することで得られるものにも目を向けると、さらにキャッシュレス決済が拡がっていくだろうと思います。

全てのお店でキャッシュレス決済が使える時代が来ることを願うばかりです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次