英検、漢検、日商簿記、税理士試験。今まで様々な試験を受けてきました。
純粋な難易度の高さでは圧倒的に税理士試験の税法科目(法人税や相続税や消費税)でしたが、一番苦労したのは日商簿記1級でした。
日商簿記1級の戦績
第140回:×(合格率8.8%)
第141回:○(合格率9.6%)
運良く2回目で合格しているので、そこまで苦労していないように感じますが、合格に至るまでには多くの挫折と絶望がありました。
目次
日商簿記2級合格後の勘違い
まずは日商簿記2級の話から。
初受験で2級に合格し、「ワシ簿記の才能あるわ!これなら1級も合格できるんじゃね?」という2級合格者あるあるの典型的な勘違いを発動しました。
恥ずかしいけどこれは仕方ないです。2級合格者の大半がこれを発動していると思います(笑)。
私が合格した時の2級の合格率は40%超。つまり、100人中40人超が合格できるラッキー回だったのです。これに合格して勘違いしていた当時の自分が情けない。
ちなみに現在の2級は当時とは試験範囲も異なり、準1級的なポジションのようです。
日商簿記1級に独学で挑んでしまう
さて、そんな勘違い野郎の当時の私は1級の恐ろしさを全く分かっておらず、次のような考えをしていました。
1級とはいえ所詮は検定試験。
税理士試験より格下だよね。
実際は税理士試験の簿記論や財務諸表論と同等かそれ以上の難しさ。
2級を一発で受かった自分なら、1級も楽勝だ!
当時の2級は誰でも受かる。
2級と1級は全く別もの。
1級に合格したら、大企業の経理に転職できるかもしれない!
採用されません。
よっしゃ、独学で合格しよう!
ダメ、絶対ダメ!!
今思い返しても恥ずかしい。当時の自分を呪いたい。
この舐め腐った考え(特に独学を選んだこと)が地獄の始まりでした。
この後、日商簿記1級の恐ろしさを思う存分味わうことになります。
つづく